ゴルフショップ店員のつぶやき

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3年間ゴルフショップで勤めて得たもの

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3年間。あっという間でした。

 

ゴルフショップに勤め始めたのは大学1年生の頃で、一応ゴルフ経験はありましたがそこまで力を入れて取り組んでいたわけではありませんでした。

 

そのころ感じていたのは、

 

何か一つのものに特化したい

 

なんとなく大学に通い、なんとなくアルバイトを行い、特に好きなものもないので毎日を淡々と過ごしていました。

 

言ってしまえばすべて中途半端でした。すべてです。何もこだわりを持たず、新しいことに何も挑戦もせず、思い返せば堕落していましたね…

 

そんな時に新店のオープニングスタッフ募集の広告を見つけ、即電話。縁があって採用。そんなこんなで3年間続けてきました。

 

今まで経験してきたアルバイトと違う点

 

いい意味でマニュアルがない。

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飲食関係のアルバイトをいくつか経験してきましたが調理となると明確なマニュアルがあります。マニュアルがなければ味のばらつきが出てしまいますよね・・・

 

しかしゴルフショップでのアルバイトは、販売するまでのプロセスは販売員それぞれ自由で、こうしなさい。といったマニュアルもなければ、強要されることもありません。今となっては自由にやらせてもらえるので楽ですが勤め始めたころは苦でした。

 

 

どうお客様にアプローチしていけばいいのかわからず自分から話しかけることがなかなかできずに苦労したからです。

 

そのため、最初の頃はとにかく社員さんの接客を見ていました。

社員さんがお客様と話していれば声が聞こえる位置まで移動し、どんな会話をしているのか盗み聞きしていました笑

 

また、他のゴルフショップに足を運び、どんな接客をされたら好感が持てるか。反対にどんな接客をされると嫌な気分になるのかを自分なりに研究していました。

 

自分自身が若いからというのもあるのかもしれませんが他のゴルフショップに行くと大抵上から目線で話されます。

 

どうせ知らないでしょ?

 

このようなスタンスで話されることが本当に多かった・・・

 

なので私は上から目線は絶対にしないように。そしてお客様の意見を尊重することに重きをおきました。

 

何か悩みを抱えて来店される方もいれば、あと一歩が踏み出せずに店員さんに背中を押してもらいたい人もいるんですよね。

買いたい・・・けど少し高いな・・・でも誰かに買った方がいいよと言われたい。

自分も経験があるのでこの気持ちはよくわかります。

常連さんが自分にできる。

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飲食関連のバイトであれば提供する料理、お店の雰囲気を気に入ってくれて初めて常連さんができますよね。でもこれはお店の常連さんであって自分目当てに来店しているわけではないです。

その点ゴルフショップであれば、〇〇さんいるー?と、自分目当てに来てくれることがあります。

 

中でも驚いたのは、

 

今日は商品を買いに来たんじゃなくて〇〇さんと話しに来たんだよ~

 

と、自分と話すためだけにわざわざ足を運んでくれたお客様が居たこと。

 

 正直驚きました。けれども嫌な感じは全くせず、むしろうれしいという感情が湧いたことをおぼえています。

 

こうした経験から自分が購入する側になった時も店員さんとできるだけ交流を図るようになりました。

一緒に行く友達になんで無駄な会話するの?と、聞かれることもありますがそれはそれでいいんです。人それぞれ考えがありますもんね!

勤めて分かった驚いたことベスト3

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常識知らずの大学生なので働いてみると驚くことも幾つかありました。なのでその中の一部を紹介していきます。

 

3位 原価

 

高いものから安いものまで・・・あまり詳しくは言えませんが驚くものはありました。笑

クラブなんかは材料費があるのでメーカーは違えど原価率はほぼほぼ一緒でしたね。クラブは。

 

2位 大人の財力

 

シューズを買いに来たのに気づいたらクラブを買っていた。

 

もうね。意味がわからないです笑

クラブ買うときって事前に家で下調べして、ある程度決めてから来店して購入するもんだと決めこんでいたもんだから、一旦シューズの会計終わってそいえばクラブのことで相談したいんだけどいい?

 

なんて言われて接客していたらウン十万円分のクラブ購入してしまう方とか。お店としては嬉しいけど、え。いいの?って正直なところあります。

 

◯◯さんに乗せられちゃったよ〜って言われた時は爆笑しちゃいましたごめんなさい笑

 

けれどもそういった方はどこかでクラブ欲しいなって気持ちがどこかにあるんですよね。その思いを持った方の背中を押してあげることが店員の役割でもあります。

 

 

1位 値引きが当たり前

 

いや〜私が知らなかっただけなんですが値引きが多いこと多いこと。むしろ最近では値引きがないと違和感を覚えるようになったくらいです笑

 

陳列されているクラブに値札はもちろん貼ってあります。

 

それを見てこう一言、お客様が言うんですね

 

 

これ、いくら?

 

???

え?読み上げればいいの?なに?え?

 

最初は混乱しました(; ̄O ̄)

 

そして気付くんですね。あ、値引きね。なるほどね。と。

 

その中でも値引きをしてあげたいって思う方と、値引きしたくないなって思う方に分かれます。値引きにも上手い下手があります

 

自分なんかは本当に欲しいという思いが伝わってくると値引きしたくなります。

 

3年間も続けられた理由

人に恵まれた。という部分が大きいと思います。

自分が自由にやれたのは社員さんのおかげでもあるからです。始めたばかりの頃は目も当てるのすら辛い接客をしていたことでしょう。

 

今もそうかもしれない 

 

しかし、本当に温かい目で見守ってくれました。あーしろこーしろ言わずにアドバイスを求めた時にだけ指導してくれたおかげでここまで続けることができました。

どんな人にオススメできるか

  1. 飽きっぽい人
  2. 何かに特化したい人
  3. ゴルフ好きな人
  4. 縛られたくない人 

ざっとこんなもんでしょうか。

飲食関係のアルバイトを幾つか経験してきたと前述しましたが、すべて飽きてしまって辞めていた部分があります。かなりの飽き性なんです。

しかし、ゴルフショップのアルバイトは本当にマニュアルが無いので自分の試したいことは自由に行えるし、お客様と仲良くなってプライベートで交流を持つなんてこともあります。

3年間勤めて得たもの

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↑上品にクラブを持とうとしたら少しおネェぽくなってしまった私です。

 

3年前の自分と現在の自分を比較してみたい。そうすれば何を得ることができたか明確にわかります。

 

スキル的な面では少しは話し上手になったでしょうし、クラブに関する知識もある程度は得ることができました。

 

人とのつながりという部分も非常に大きいですね。お客様との関係はもちろんのこと、一緒に働く方との関係はやめてからも続くはずです。

 

そして、 なによりも

 

一つのことに特化する素晴らしさ。

 

これを実感できたのは大きかった。

 

以前私は、他人より劣っているといった感覚を持っていました。今もありますが、3年前と比べたら少しは薄れているのは断言できます。

 

誰かと比べたら負けている、もしくは劣っているという感覚があっても、一つのことに特化していれば、

でも、この部分は負けていない。 

 

そうやって対抗することができます。

一つでも優れている点があれば気持ちにゆとりができます。

 

何かに特化する。私の場合はゴルフでした。

続けることで何かしら自分にとってプラスになることがある。

継続する大切さも同時に知っていたみたいです。

 

あと少しの期間ですがゴルフショップ店員として活躍していきます〜〜

 

ありがとうございました。